みなさん、こんばんは!
本日は椎間板の機能と姿勢について書きました。
姿勢の維持に重要な役割を果たしている
脊柱・脊椎の十分な
可動性と安定性
ヒトの背骨は
正常の状態でS字状の彎曲がありますよね?
そのS字状の彎曲が
脊柱に3つあることで、
ヒトの体にかかる負荷を
なんと1/10にまで抑えているのです!!
これは脊柱のサスペンション機能などとも言われます。
その彎曲を構成し
主なクッション材となっているのが、
脊柱の椎間板です。
椎間板はコラーゲン(膠原線維)と、
中央のゼリー状の髄核で構成されています。
複雑な構造体で、
椎体部に均等に圧力がかかるようになっているため、
あらゆる姿勢や運動に柔軟に対応できます。
その椎間板にかかる負荷は、
姿勢によって変化します。
竹井仁 著:姿勢の教科書,ナツメ社,2015.10より
これは立位姿勢を100%とした場合の
第3腰椎椎間板にかかる荷重のグラフです。
比べてみると、
立っている時より、
実は座っているときの方が
腰椎椎間板にかかる圧力は高いんです!
中腰や前屈みの姿勢はもちろん、
長時間の座位姿勢保持においても
椎間板の損傷や腰痛を引きおこす
要因になってくることがわかりますね!
そして、
ヒトの身長は1日のうちで
約1%(1.5〜2.0cm)減少すると言われています。
(身体測定で朝測った方が背が高いというのも間違ってはいません!)
これらの現象は椎間板からの水分流出が
起こっているためです!
なので、
立位や座位など、椎間板の荷重状態が
長時間続いてしまうと
椎間板からの水分がゆっくりですが
椎間板の外に流れてしまうのです!
逆に椎間板の非荷重状態であれば、
圧力負荷が減少するため、
水分吸収が促されるのです!
そのため、
1日頑張った体の
椎間板の水分吸収機能を
促進するためには、
しっかりと休む事が大切となります!!
ちなみにこの椎間板吸収機能は
6時間の睡眠時間が必要とも言われています。
普段の生活の中で出てくる偏りは、
このような身体の正常な機能を
発揮できない状況にしてしまうかも!?
できる範囲で気をつけて見てくださいね〜!
稲積でした。
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