みなさん、こんにちは!
Body Consulting Station KIZUKIの稲積です。
前回のブログで
肩こりの筋肉である
「僧帽筋下行部」の緊張には理由がありますよ〜と
書きました。
肩甲骨の下方回旋
鎖骨の下制
イメージできたでしょうか?
今日は肩甲骨の動きについて少し書きます。
プロメテウス解剖学アトラス,医学書院,2009より抜粋
この図は頭の方から体を見下ろしている図です。
肩甲骨は鎖骨と関節を構成して、
肋骨の上を浮遊するように存在します。
肩甲骨は図のように
肋骨の形状に合わせて斜めに傾いて位置しているのです!
そして、腕を動かす際に
上腕骨を追従するように動きます。
プロメテウス解剖学アトラス,医学書院,2009より抜粋
このように上腕骨に対応すべく、
肩甲骨の運動方向はあらゆる動作に応じて
8方向に動くとされています。
矢野,浜田:肩関節の運動機能診断,関節外科Vol.33 No.10,2014,
肩甲骨が単独で動くというのは、絶対にありません。
胸骨と鎖骨の関節→胸鎖関節
肩甲骨と鎖骨の関節→肩鎖関節
肩甲骨と上腕骨の関節→肩甲上腕関節
肩甲骨と胸郭の間の機能的な関節→肩甲胸郭関節
胸骨と肋骨の関節→胸肋関節
肋骨と胸椎の関節→肋椎関節
これらは
肩関節の動きに関与するものの総称で、「肩関節複合体」と呼びます。
肩甲骨はこの肩関節複合体というチームの一員ですので、
チームの一部が機能しなくなると、その影響はすぐ現れます。
また、肩甲骨の動きは、
肋骨・脊柱で構成されている胸郭の形状・柔軟性、
姿勢の影響を受けやすいです。
甲斐:理学療法科学25(1) 19-22,2010
この図のように脊柱が後弯している姿勢では
肩甲骨の動きが制限されてしまうため、頭上への挙上動作が難しくなります。
なので、デスクワークが続いたり、
脊柱を丸くした姿勢で長く座っていたりすると
肩甲骨の位置変化と可動域制限が生じ、
肋骨全体の向きが変わり、
肩甲骨が下方回旋してしまうため、
結果として肩こりを招くこととなります!!
いかがでしょうか?
肩甲骨の動きを決めるものは?
「肩関節複合体」と「胸郭の形状」
Body Consulting Station KIZUKIでは、
その肩こりが起こっている原因分析を必ず行い、
骨・関節同士動き方、
筋肉の張力バランスのチェックなど、
医学的根拠に基づいて、
”凝り”に対応させて頂いています。
お身体のお悩みや症状について、
お気軽にご相談くださいね!
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