皆さん、こんばんは!

今日は降ったり止んだりの空模様の福岡市ですね!

さて、今日は押さえておきたいカラダのコト〜腹圧編①〜
について書きたいと思います。

普段の座位姿勢が招く骨盤・脊柱が丸くなるアライメント不良、
また、生活習慣の乱れやメタボリックシンドロームなどで
お腹が出てしまう

これらは腹腔内圧の上昇を
妨げることとなり、
二次的・三次的な症状を引き起こしてしまいます

20160427084818プロメテウス解剖学アトラス,医学書院,2009

ヒトの体幹と言われる部分は
図のように腹壁というものがあり、
壁の役割は主に筋肉と筋膜が担います。

腹壁の主な機能は

腹部の緊張の維持:腹壁の緊張を高め、腹部内臓に圧を加える(腹圧負荷)
脊柱の安定化と脊柱の負荷の軽減
体幹及び骨盤の運動
呼吸運動の補助
です

腹圧負荷は
腹壁や骨盤底筋・横隔膜の緊張による腹腔内圧(腹圧)の上昇を指します

この腹圧負荷があることによって腹部の内臓が締め付けられている状態が
大切なのです

例えば、直腸から便を排出する(排便)
尿を膀胱から放出する(排尿)
胃内容物を空にする(嘔吐)などの運動に関わります

また、分娩の娩出期の母体のいきみにとても必要となります!

姿勢や体型の変化によって
腹圧上昇が起こりにくい
身体環境になってしまうと、

腸の蠕動運動が上手く行われず便秘になったり、
腰椎への負担が緩和されず腰痛を引き起こしたり
大きな健康被害に繋がりかねません!

そのため、腹圧上昇が起こりやすい身体環境に
変化させなければなりません。

骨盤・脊柱のアライメント修正や
腹壁を構成する筋群の機能改善など、、

ただ、
お腹を引っ込ませて行う(ドローイン)や、
反復して行う腹筋運動を
行うことで腹筋群の出力を
高めることと

腹圧上昇は
同じことではありませんので

ここは注意してください!!

腹圧上昇をが起こりやすくさせるためには
腹壁筋群を効果的に使用させることが必要であり、

動作を考えると

意識的に腹筋を鍛えるだけではいけません。

腹壁の筋群と背筋・臀筋群・横隔膜とが

協調して働くことができる身体環境

腹圧上昇ためのキーポイントとなります。

次回、押さえておきたいカラダのコト〜腹圧編②〜
でその続きを書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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