みなさん、こんばんは!
昨日に引き続き、
押さえておきたい腹圧のコトについて書きたいと思います。
腹圧上昇のポイントは
腹壁の筋群と背筋・臀筋群・横隔膜とが
協調して働くことができる身体環境を作ることです。
また、腹圧を上昇させるには、
腹壁の筋を全て緊張させる必要があり、
それは主に腹横筋、骨盤底筋群、そして横隔膜です。
どこかに弛みがあると腹圧の上昇は妨げられることになります
プロメテウス解剖学アトラス,医学書院,2009
呼吸を止めて「いきむ」ことで腹圧上昇は可能ですが、
普段の生活では、ずっとそのような状態ではありませんよね?
しかし、その「いきみ」が上手く行える身体環境であることが大切なのです。
骨盤が後傾して背中が丸くなるような姿勢では、
腹横筋の活動が遅延し、腹圧が上昇しにくい身体環境になります
つまり、
腹横筋、骨盤底筋、横隔膜が
十分に収縮できるだけの可動域が
必要になるわけです
特に横隔膜の上下の運動は
腹腔の容積変化が大きくなるため、
腹圧上昇による脊柱の安定化や
内臓の蠕動運動促進のためには
とても大切になります!!
プロメテウス解剖学アトラス,医学書院,2009
上の図では、
最大吸気時(赤色)と最大呼気時(青色)では横隔膜の高さが異なり、
その移動距離は約4〜6cmあります。
脊柱・胸郭の可動域制限が見られると、
この横隔膜の拡張機能に不具合が生じるため、
腹圧が上昇できない身体環境になってしまいます!
まずは、安静時の呼吸運動のリズムにて
吸気が強すぎないか
呼気時の胸郭の動き方
などに目を向けることで横隔膜の
拡張機能にフォーカスを当ててみては
いかがでしょうか?
今回書きました
押さえておきたいシリーズは今後も
続けていこうと思いますので、
ぜひご覧になってください!!
最後までお読みいただき
ありがとうございました!
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