みなさん、こんばんは!

 
昨日に引き続き、
押さえておきたい腹圧のコトについて書きたいと思います。

 

 

腹圧上昇のポイントは
腹壁の筋群と背筋・臀筋群・横隔膜とが

協調して働くことができる身体環境を作ることです。

 

 

 

 

 

 

また、腹圧を上昇させるには、
腹壁の筋を全て緊張させる必要があり、
それは主に腹横筋、骨盤底筋群、そして横隔膜です。

どこかに弛みがあると腹圧の上昇は妨げられることになります

スクリーンショット 2016-04-28 21.06.40
プロメテウス解剖学アトラス,医学書院,2009

 

 

 

呼吸を止めて「いきむ」ことで腹圧上昇は可能ですが、
普段の生活では、ずっとそのような状態ではありませんよね?

 

 

 

 

 

しかし、その「いきみ」が上手く行える身体環境であることが大切なのです。

 

 
骨盤が後傾して背中が丸くなるような姿勢では、
腹横筋の活動が遅延し、腹圧が上昇しにくい身体環境になります

 

 

 

 

 
つまり、
腹横筋、骨盤底筋、横隔膜が
十分に収縮できるだけの可動域が
必要になるわけです

 

 

 
特に横隔膜の上下の運動
腹腔の容積変化が大きくなるため
腹圧上昇による脊柱の安定化や
内臓の蠕動運動促進のためには

とても大切になります!!

スクリーンショット 2016-04-28 21.32.38

プロメテウス解剖学アトラス,医学書院,2009

 
上の図では、
最大吸気時(赤色)と最大呼気時(青色)では横隔膜の高さが異なり、
その移動距離は約4〜6cmあります

 

 

 

 

脊柱・胸郭の可動域制限が見られると、
この横隔膜の拡張機能に不具合が生じるため、
腹圧が上昇できない身体環境になってしまいます!

 

 

 
まずは、安静時の呼吸運動のリズムにて
吸気が強すぎないか
呼気時の胸郭の動き方
などに目を向けることで横隔膜の
拡張機能にフォーカスを当ててみては
いかがでしょうか?

 

 
今回書きました
押さえておきたいシリーズは今後も
続けていこうと思いますので、
ぜひご覧になってください!!

 

 
最後までお読みいただき
ありがとうございました!

 

 

 

 

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