皆さんこんにちは!

ダイエットで糖質制限をしたことはありますか?

糖尿病や生活習慣病などでも

糖質制限は効果的とエビデンス(根拠)も出ているところです。

 

数年前から

ダイエットでも糖質制限は当たり前となってきました。

糖質は三大栄養素の中でも

エネルギー産生には必須ですが

現代の食生活の中では

 

朝はパン

昼は麺

夜は丼

 

と言った流れが当たり前にあり

外食ではついお手頃価格で食べることができること

また簡易的に満腹感を得られたり

すぐに食べる(時間)ことができる手軽さなどで

ついつい摂取しがちです。

 

糖質の中でも様々な種類がありますが

糖を過剰摂取すると

糖を代謝する際に必要なホルモン

インスリン

の分泌により、糖→中性脂肪へ移行させてしまいます!!

 

そのため

別名「肥満ホルモン」とも言われています。

 

そのため

ダイエットや健康のために

糖を制限する糖質制限が流行り出したことは当たり前のことです。

 

しかし

ただ単に糖質制限すれば健康的になれるということではありません。

正しい方法を取らなければ健康を害してしまいます。

我慢のしすぎにより食欲のコントロールが乱れたり

カラダを壊しながらエネルギーを作ることとなってしまいます!

 

本日は

糖質制限ではなく

健康や美容に必要な基礎知識として

糖代謝と脂質代謝、そして糖新生ついてお伝えしていきます。

 

このメカニズムを知ることで

糖質との向き合い方

脂質代謝を促すための方法

健康や美容のためのメリット

 

以上をお伝えしていきます。

目次

❶代謝とは

❷糖代謝とは

❸脂質代謝とは

❹糖質制限の落とし穴 糖新生について

 

代謝とは

糖代謝、脂質代謝を知る前に

・代謝が悪くなった

・代謝が下がった

一度は言ったことありませんか?

そもそも

代謝とはどういうことでしょうか?

 

代謝とは簡単にいうと

食べたものを消化・吸収し、体が活動するのに必要なエネルギーに変換すること

です。

 

食べ物から得られた栄養素を自分の身につけたり(同化)

自分のカラダから分解してエネルギーに変換したり(異化)

することです。

 

その他にも

新陳代謝という言葉も聞いたことはないでしょうか?

新陳代謝は「古いものと新しいものが次々と入れ替わること」を指す言葉です。

 

細胞の新陳代謝が正常に行われた場合

肌の細胞は約28日

筋肉の細胞は約2ヶ月で入れ替わります!

 

ちなみに

カラダの細胞が綺麗に入れ替わるのに

3ヶ月かかると言われています!

 

正常に代謝が機能する状態は

栄養素の摂取と運動を行うことで

3ヶ月でようやくカラダは生まれ変わるということです!

 

それでは

細胞が正常に生まれ変わるための

糖代謝と脂質代謝について

そのメカニズムをお伝えしていきます。

 

糖代謝とは

糖代謝とは

食事として摂取したエネルギーを各臓器が消費して活動し

余分なエネルギーは飢えに備えて蓄え、必要なときに利用するというサイクルのことです。

糖は、エネルギー源として生きていく上でとても重要なものであり、脳、筋肉などで主に利用されます。

就寝中も利用されているため

血管の中の糖の量を示す血糖値

様々なホルモンや神経の作用によってほぼ一定であるように調節されています。

 

つまり

三大栄養素の一つである糖(グルコース)が

肝臓や筋肉、血管内で貯蔵されたり

エネルギー産生に使われて

私達のカラダは働くことができるのです。

 

糖質制限(1日摂取量150g以下)をした場合

糖についている水分が抜けることで

一時的に体重が落ちます!が一時的です!

 

「体重が減った!やったーー🙌」

となっても一時的でずっと続けることは難しいですし

あまり意味がありません!

潤いがなくなり、シワシワになってしまいます!

また過剰な糖質制限は食欲を乱して

反動で食べすぎ、結局オーバーカロリーになってしまう方が多いです・・・💦

 

もちろん

1日糖質しか摂取しないという方も

カラダにはよくありません。

 

何より適度に

糖質は摂取しなければなりません。

 

脂質代謝とは

三代栄養素の一つ脂質

リン脂質とコレステロールは、そのまま小腸から吸収されます。

みんなの嫌う中性脂肪は十二指腸から分泌される胆汁酸によって乳化(包まれて)され

膵臓から分泌される消化酵素(脂肪分解酵素)のリパーゼによって脂肪酸とグリセロールに分解されます。

脂肪酸とグリセロールは小腸で中性脂肪に戻り

コレステロールやリン脂質(細胞膜)たんぱく質とともに

リンパ液に入り、静脈を通って、肝臓まで運ばれます。

 

肝臓に運ばれ

様々な過程を得て

善玉コレステロール(HDL)

悪玉コレステロール(LDL)の合成が行われます。

 

中性脂肪は

エネルギーが必要になったときに

脂肪酸とグリセロールに分解されて

脂肪酸は直接TCA回路(エネルギーを作る回路)に入ってエネルギーを発生させます。

グリセロールは酸素を使わない代謝の解糖系を通じてTCA回路に入ってエネルギーを発生させます。

 

難しいことをお伝えしてきましたが

簡単にいうと

エネルギーとして使われる

皮下脂肪内臓脂肪のようにどんどん蓄積されるか

 

のどちらかです。

 

脂肪は無限に蓄えることができるので

人はどんどん太ることができます・・・・💦

 

しかし

脂質はバランスよく摂取しなければ

カラダを構成する細胞膜の原料となったり

カラダを調整するホルモン

美容に関わるホルモンの原料となるため

適度に摂取しなければなりません。

 

脂質に関しては

今後別のブログで詳しく解説していきます!

糖質制限の落とし穴 糖新生の関係

糖新生とは、飢餓状態において

主に肝臓で炭水化物以外の基質から
グルコースを生合成する経路のことです。

 

脳は糖(グルコース)をエネルギー源とするので

糖がなくなると生命の危機を感じます!

 

そのため

別の基質を利用して糖を作り出す働きのことです!

 

つまり

糖質制限をしすぎると糖新生が働きます!

 

糖新生は

アミノ酸(タンパク質を細かくしたのも)

乳酸(筋肉をたくさん使うと出てくる物質)

グリセロール(簡単にすると脂肪)などを材料として

エネルギー源である糖を新たに産み出すことです!

 

ただし問題があります。

 

食べ物から摂取する糖質がゼロに近い状態だと

筋肉から取り出されたアミノ酸も材料となってしまいます!

つまり糖新生が活発になるほど、筋肉が壊してエネルギーになるのです・・・

 

「筋肉が落ちても構わないから、とにかく体重を減らしたい」

というのであれば、糖質の摂取を減らして

糖新生を活発にすることで一時的に体重を減らすことができますが

筋肉を壊してエネルギーにするので

結果的に代謝が下がります。

 

さらに

体温も下がり免疫力が低下する結果に繋がってしまいます😓

 

そのため

過度な糖質制限は

あまりオススメしません!

 

バランスの良い栄養素を摂取しながら

・運動

・睡眠

・ストレスの緩和

を行いながら、正しく代謝していく必要があるということですね♪

 

まとめ

①代謝とは

食べ物から得られた栄養素を自分の身につけたり(同化)

自分の身からエネルギーに変換したり(異化)

すること。

 

②糖代謝とは

糖(グルコース)が

肝臓や筋肉、血管内で貯蔵されたり

エネルギー産生に使われること。

 

③脂質代謝とは

摂取した脂質(リン脂質、コレステロール、中性脂肪)は

エネルギーとして使われる

皮下脂肪内臓脂肪のようにどんどん蓄積されるか

 

④糖新生

体内の糖(エネルギー)がなくなった時に

様々な基質を利用して肝臓で糖を新たに作ること。

中でも筋肉を分解してエネルギーにするので、一時的に痩せるものの、長期的にみると代謝や免疫を下げてしまう可能性が高い

 

ということです!

 

ダイエットをするにしても

ただ単に食事制限、がむしゃらに運動!

すると健康や美容を保てなくなってしまいます!

 

正しい知識をつけて実践していきましょう!

 

今後も健康的に、美容にも良い情報を発信していきますので

お楽しみに♪

 

 

まずは痩せやすいカラダづくりを