皆さん、こんにちは!

Body Consulting Station KIZUKI高宮店の久保です。

 

更年期ごろから現れ始める手指の不快な症状。

閉経前後から65歳くらいまでの間に女性の身体はさまざまな不調が現れてきますが、手指のこわばり、関節の痛み、しびれなどの違和感を訴える人もこの期間に集中しています。

その要因を理解することで、予防やこれ以上悪化させない対処法が見えてきます。

 

閉経してからも快適な日常を過ごすためには、自分の身体が発するSOSに耳を傾け、対処することが大切です。

今日の内容

  1. 症状パターン1:しびれる
  2. 症状パターン2:こわばる、握りにくい
  3. 症状パターン3:第2関節が痛む、変形する
  4. 症状パターン4:親指や第1関節が痛む、変形する
  5. 手指のこわばりはなぜ起こるのか?
  6. 予防でできること
  7. セルフケアと治療
  8. ブログをご覧になられているあなたへ

症状パターン1:しびれる

「小指以外の指がしびれてつらい」

「OKサインができない」

もしかしたら、手根管症候群かもしれません。

 

手のひらの付け根に手根管というトンネルがあり、その中を9本の腱と1本の神経(正中神経)が走っています。

更年期などで女性ホルモンのエストロゲンが低下します。

エストロゲンは炎症を抑える働きがあるため、いままで抑えられていた炎症が抑えられなくなり
腱周囲の滑膜が腫れ、親指~薬指の先にしびれや痛みが出ます。

初期のころは、手を振ると楽になる程度ですが、症状が進むと感覚が低下し、
さらに放置すると親指の付け根の筋肉がやせ細り、箸が持てなくなったり、
ボタンかけなどが困難になってしまい日常生活に大きな障害が出てしまします。

手根管症候群

症状パターン2:こわばり、握りにくい

「指を伸ばそうとすると引っ掛かりを感じたり痛む」

「小指側に手首を動かそうとすると手首が痛む」

もしかしたら、ばね指、ドケルバン病かもしれません。

 

更年期授乳期に起こりやすい不調です。

どちらも、進行すると指は曲がったまま、伸びなくなってしまいます。

ばね指は、腱鞘炎が悪化して起こることが多いです。

ドケルバン病は、指を酷使する仕事の人やスポーツマンにも多く、
手首の親指側に腫れと痛みが生じるのが特徴です。

 

ばね指、ドケルバン症候群

症状パターン3:第2関節が痛む、変形する

手指の不快な症状をメノポハンドと呼んでいます。

その症状が更に進行すると、関節の変形が始まります。

指の第2関節がこぶ状に膨らみ、曲がってくるのがブシャール結節です。

エストロゲンの減少により炎症状態の腫れた腱が、家事など日常的に手をよく使うことで引っ張られ、それが繰り返され慢性化し、さらに第2関節軟骨が摩耗し、曲がり、こぶ状に膨らんで変形してしまいます。

症状パターン4:親指や第1関節が痛む、変形する

症状パターン3同様、手指の不快な症状を放置し、裁縫や農業など生活や仕事で手仕事をすることで、関節の膨張・関節軟骨の摩耗・関節の狭小化が起こり変形してしまします。

指の第1関節が腫れたり曲がったりして、痛くて手指を強く握れない、中には水泡状の膨らみが生じるへバーデン結節です。

そして、物をつまんだり、瓶の蓋を開けるときなどに、親指の付け根に激痛が走るのが
母指CM関節です。

ヘパーデン結節、ブシャール結節

手指のこわばりはなせ起こるのか?

結論から申し上げますと、

エストロゲン量の急激な減少によって滑膜が潤い不足となるためです。

かつては使いすぎ、歳のせいとされて、諦めてただ我慢をしている女性も多かったです。

でもそれは大きな間違いで、加齢が原因というならば、
更年期以降でも手に不調がなくきれいな人がいるのはなぜか?

実はメノポハンドの原因は、女性ホルモンであるエストロゲンの減少が大きく関与しているんです。

エストロゲンの受容体は、手指の関節や腱の周囲にある滑膜にも非常に多いことがわかっています。

なので、エストロゲンが急激に減ると滑膜が腫れます

腫れると動かしにくくなり、組織が硬くなり、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こします。

 

では、いったいどんな人がメノポハンドになりやすいのでしょうか?

1つ目の条件は、エクオールが産生できない体質の人。

2つ目の条件は、手指の変形している家族がいる人。遺伝です。いない人に比べて48倍リスクが高まります。

予防できること

閉経前後から起こる手指のこわばりやしびれを見逃し放置すると、7~10年後には本当に病気に進行してしまします。

そうならないために、女性ホルモンに代わるエクオールをサプリで摂取することが有効です。

もし自分が作れる体質であれば、毎日適量の大豆製品を摂取するように心がけましょう。

手指だけでなく、のぼせといったつらい更年期症状の軽減にもつながります。

セルフケアと治療

更年期の女性は、仕事や家族のことなど社会的に忙しい年代で、つい自分のことを後回しにしてしまいがち。

でも、手指に違和感を感じたら早めに専門医を受診しましょう。

初期症状であれば、改善できる可能性があります。同時に自宅で行うセルフケアとしては、

ビタミンEの摂取や手指のマッサージなどで血流アップを心がけましょう。

ブログをご覧になられているあなたへ

◆年齢とともに痩せにくくなってきて悩んでいる方

◆運動を自分で頑張ろうと思っているけど続かない方

◆更年期の不調に悩んでいる方

など様々なお悩みを持った方がいらっしゃると思います❗️

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