【福岡から免疫力を高めるシリーズ①】
第1回目のテーマ:身体を元気に保つ!カラダに備わった『免疫力』とは?
続きまして、
パート②:非特異的免疫(自然免疫)と特異的免疫(獲得免疫)とは?
に入ります。
パート②:非特異的免疫(自然免疫)と特異的免疫(獲得免疫)とは?
抗原が生体内に侵入、
もしくは作られると防衛するため
その抗原に対抗し、免疫反応を起こします。
免疫反応は、大きく2つの免疫機構が働きます!
●非特異的免疫(自然免疫)
1次防衛線(皮膚、粘膜、分泌物等)
2次防衛線(マクロファージ、好中球等)
●特異的免疫(獲得免疫)
3時防衛線(細胞性免疫:T細胞等、液性免疫:抗体等)
引用:一般社団法人日本血液製剤協会 免疫について
上記の免疫機構を用いてメカニズムを解説いたします。
免疫反応メカニズム
抗原が生体内に侵入
⇩
1次防衛線である、
皮膚や粘膜、分泌物が反応し排除する
(いわゆるくしゃみや鼻水等の事)
⇩
2次防衛線で
侵入してきた抗原に対し、
マクロファージや好中球等のような
敵を食べる貪食細胞が、抗原を処理する。
⇩
最後に3次防衛線にて
マクロファージからT細胞へ抗原の情報を送り、
B細胞が抗原に対抗できる、
抗体という体を守るタンパク質を作り出し、
抗原の除去を行う。
これらの機構が働くことで、
身体は健康に保たれています。
引用:免疫療法コンシェルジュ 免疫の仕組み
まとめ
免疫には
非特異的免疫(自然免疫)と
特異的免疫(獲得免疫)
の2つの機構が存在します。
簡単に説明すると、
自然免疫は、抗原が身体に入る前や
入ってすぐに起こる免疫反応です!
特異的免疫は、抗原が身体に入り、
数時間立って起こる免疫反応です。
自然免疫でも
倒せなかった抗原は、
自然免疫であるマクロファージが
獲得免疫へ抗原の情報を提供します!
そして情報を得た
獲得免疫の中のリンパ球(B細胞)は、
抗体という物質を作り、T細胞と一緒に
抗原に対し攻撃できる状態を作ります!
上記のような3段階のメカニズムを経て
抗原に対し様々な反応を起こす事が
免疫のメカニズムとなっております。