【福岡から免疫力を高めるシリーズ④】
第4回目のテーマ
動いて寝るは最高の健康法! 免疫力を強くする運動と睡眠
パート③に入ります。
パート③【免疫力と有酸素運動】
外出ができず、自宅で過ごすことが増えてきているため、運動不足に陥りやすい現状です。
運動しないということは睡眠の質やカラダのリズムの乱れや体温が低下していくことが考えられます。
政府からはヒトとの距離をとったランニング、ジョギング(有酸素運動)は推奨されています。
有酸素運動?無酸素運動? どう違うの?
「有酸素運動」
軽度から中等度の負荷を継続的にかける運動のことです。
酸素を使って筋肉を動かすエネルギーである脂肪を燃焼させることから有酸素運動と言われています。
エネルギー源として脂肪を燃焼させるため、体脂肪の減少や高血圧などに効果的である。
「無酸素運動」
短い時間に大きな力を発揮する強度の高い運動を示めします。
筋肉を動かすためのエネルギーを、酸素を使わずに作り出すことからこのように呼ばれています。
エネルギー発生に酸素を必要とぜずに、糖分をエネルギー源として利用します。
免疫力を上げるにはどちらがいいの?
それは、「適度な有酸素運動」です。
適度な運動は免疫力を高め、感染予防に有効とされています。
一方で
「過度な有酸素運動は病原菌に対抗する免疫細胞が減少し免疫力が弱まり、易感染症になる」
とも言われています。
下のグラフにもあるように、
免疫力上げるには、適度な運動が良いのです。
図 日本補完代替医療学雑誌 第1巻 第1号 2004年2月
適度な運動ってどのくらいの運動?
推奨されている運動条件は、
「有酸素運動の強度、すなわち最大酸素摂取量の50〜60%(中強度)ないし、無酸素性作業閾値(長時間持続可能な最も高い運動強度)以下で1日20〜60分までを週3回以上の頻度で継続することが推奨されています。免疫学視点からは、一時的にせよ免疫抑制状態が生じないような運動が安全といえる。」とのことです。(日本補完代替医療学雑誌 第1巻 第1号 2004年2月)
要は、
安全性と有効性の両面から疲労を残さない程度の運動の習慣化が奨励されています。
具体的に
1日8000歩で軽く会話できるくらいのジョギング、ウォーキングが適している
と言われています。
適度な運動を継続することで、睡眠の質も向上し、免疫力の向上に繋がっていくのです。