【福岡から免疫力を高める】

最近では外出自粛要請に伴って、運動不足になっている方も多いのではないでしょうか?

このような時に限らず、

だるい」「朝、起きられない」「休日にゴロゴロしても休んだ気がせず、疲れが残る」など、

このような症状に悩まされている方の多くいらっしゃると思われます。

その原因はに過剰なストレスによる副腎の疲労かもしれません。

今回はそんな副腎についてをまとめてみましたのでご覧頂き、

ご自身の生活習慣(食事や睡眠など)の振り返りをして頂ければと思います。

目次

パート①:副腎の働きとコルチゾールについて

パート②:免疫力と疲労の関係

パート③:副腎の疲れで〇〇〇〇?

パート④:副腎の疲労が関係している?

パート⑤:免疫を高める生活習慣

「副腎の働きとコルチゾールについて」

副腎とは

左右の腎臓の上部にあるホルモン分泌器官と言われています。

ストレスに対処するホルモン「糖質コルチゾール」をはじめ、生命維持に欠かせない様々なホルモンを分泌する機能

を担っています。

 

コルチゾール=〇〇〇〇ホルモン?

コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一つです。

ストレスを受けた時に分泌が増えることからストレスホルモンと呼ばれています。

ストレスを感じると視床下部→下垂体→副腎皮質系が活性化

副腎皮質から放出され、脳や体が適切に対応できるように身体を調節しています。

 

コルチゾールの主な働きは、

・肝臓での糖の新生

・筋肉でのタンパク質代謝

・脂肪組織での脂肪の分解などの代謝の促進

・抗炎症および免疫抑制

となっており、

生体にとって必須のホルモンとなります。

 

免疫力と疲労の関係

「だるい」「朝、起きられない」「疲れが残る」など、

慢性的な症状で悩まれている方が多いのではないでしょうか?

疲労のきっかけは〇〇〇〇です。

疲労の原因には「ストレス」が関係していると言われています。

・人間関係の悩みなどの「精神的ストレス」

・過重労働や激しい運動のような「身体的ストレス」

・紫外線や化学物質、猛暑、感染症などのさまざまな「環境ストレス」

の3種類に分類されます。

 

ヒトは様々なストレスに対して常に戦っています。

これが「自律神経」です。

精神的、身体的ストレスが蓄積し、

そのまま放置してしまうと、

自律神経のバランスが乱れ、

ホルモンや免疫のバランスも乱れ始めます。

そうすることで免疫力低下に繋がります。

※ 詳しくは「病は気から、、、ストレスを抑えて『免疫力を強くする』」をご覧ください。

 

免疫力が低下すると

⇒ 体内に潜伏していた菌やウイルス、細菌が活性化

⇒ ウイルスを攻撃する為に、疲労感を脳に伝える物質を生成

⇒ 疲労物質が恒常的に増加

⇒ 慢性的に「疲れた」情報が脳へ伝達

このような悪循環となってしまいます。

「自覚なき疲労」が危険!

疲労に陥る前にまずは自分の疲れを意識しましょう。

覆い隠された疲労は、自覚はなくても体の活動能力は低下している状態にあります。

気づかずに活動し続ければ、

最悪の場合、過労死などの急激な破綻に繋がることもある⚠⚠

自覚しにくい疲労の状態を知るためにも、客観的に疲労を評価できるものをご紹介します。

   

 

※参照:中央労働災害防止協会

客観的に疲労がどのくらいあるのかを体験してみるのもいいかもしれません。

もしかするとあなたにも隠された疲労があるかもしれません✨✨

副腎の疲れで〇〇〇〇?

副腎皮質が低下すると、体や心にさまざまな兆候が現れてきます。

もしあなたや身近な人に、以下のようなことが起こっていたら、

副腎が警告を発信していると考えて下さい。

具体的にどうような症状が副腎疲労になるのか?

  • 慢性的に眠く、眠っても疲労が解消されない。
  • 朝起きるのがつらい。
  • 午後2〜4時ぐらいの間に特に疲れを感じる。
  • カフェインを含む飲み物がないと目が覚めない。
  • アレルギー症状が悪化した。
  • 鼻炎、喘息が悪化した。
  • 塩分や糖分の濃いものを無性に欲する
  • 毎日、お酒を飲まずにはいられない
  • 体重が増加し、特にお腹回りやお尻に脂肪がついてきた。
  • 抜け毛が多くなり、髪の毛が薄くなってきた。
  • 風邪を引くとなかなか治らず、咳が数週間続くことがある。
  • 慢性便秘だ。
  • 冷え性である。
  • 腕や顔にシミが出てきた。
  • 関節が痛む。
  • くるぶしがむくみやすい。
  • PMS(月経前症候群)や更年期障害がひどくなった。
  • 急に立ち上がると、立ちくらみやめまいがする。
  • 午後11時過ぎに元気になる。
  • 性欲が著しく低下した。
  • 疲れているのに、寝つきが悪い。
  • プレッシャーをかけられると、思考が混乱する。
  • 集中力がなくなり、記憶力が悪くなった。
  • 何もかも嫌になることがある。
  • 気分が落ち込みやすい。

(参考:医者も知らないアドレナル・ファティ–グ 著:ジェームズ・L・ウィルソン

本間良子 訳 本間龍之介監修 中央アート出版社)

これらはすべて、「副腎疲労」によって惹き起こされる症状です。

副腎疲労により炎症が抑制されないままとなっているかもしれません。

チェックしてみてはいかがですか?

副腎疲労による影響と対処

炎症が起きている組織に対して、コルチゾールが反応しますが、

副腎からコルチゾールの分泌がうまく行われず、組織への炎症抑制ができない状態となります。

つまり炎症症状が生じると

炎症抑制ができず、持続的な炎症状態=慢性炎症に繋がります💦💦

そのため、副腎は大事な器官となっています‼

副腎の疲労が関係している?

ストレスによりコルチゾールの泌量が大きく増減すると、

副腎の機能低下は慢性的な疲労感につながり、血糖コントロール不良に陥ります。

また、ストレスを感じる同時に、セロトニンという脳内物質が分泌されます。

腸内環境が〇〇〇〇に影響?

セロトニンとはストレス」に対して効果のある脳内物質です。

精神の安定や安心感や平常心など、脳を活発に働かせる鍵となる脳内物質です。

特にストレスに対して、効果があると言われていますが、

このセロトニンが95%以上、腸内で生成されていることがわかってきているほど、

人間にとって大事な臓器になります。

つまり、腸内環境が整っていなければ、

セロトニンの生成機能も低下してしまい、

ストレスに対する「コルチゾール」による血糖コントロール不良

に陥りやすくなる為、腸内環境は重要です‼

 

免疫力を高める生活習慣

生活習慣はどうでしょう?

免疫力を高める為には、

この3つの生活習慣がの見直しが大切になります。

また、自律神経の乱れを整えることも大切になります。

自律神経を整える

自律神経とは、体内活動に必要不可欠な器官の活動を、

意思と関係なく自動的に調整している神経のことです。

自律神経の乱れにつながる生活習慣とは、いったいどんなものがあるのでしょうか。

それは・・・普段、私たちが何気なくしている生活習慣

(運動不足、睡眠不足、甘いものやカフェインなどの嗜好品の過剰摂取、スマホやパソコンの使用)

が挙げられています。

 

見直し①:生活リズム・睡眠の質をあげる

交感神経が優位である日中に「よく動き」、副交感神経が優位になる夜には「良質な睡眠」をとりましょう。

就寝と起床、食事の時刻を一定に保ち、適度な運動をすることも自律神経の調整につながります。

そうすると、睡眠、覚醒を始め、

カラダは約1日を周期とする概日リズム(サーカディアンリズム)も改善されます。

 

見直し②:ストレスをためない

自分なりのリフレッシュ法や「適度な運動」などにより、

ストレスをこまめに発散する習慣をつけましょう。

仕事以外の生きがいを持ったり、心に余裕を持って生活することも有効です。

適度な運動は免疫力向上やストレス解消にも繋がります。

 

眠れない時に副交感神経のスイッチをONにするには?

夜になっても眠れない原因は、

緊張やストレスが原因で頭が休まらず、交感神経が優位に働いたままの状態が続いています。

このスイッチをOFFにして、副交感神経のスイッチをONにするわけですが、

眠れない時は、副交感神経が働くような環境を整えなければなりません。

※ 詳しくは『睡眠と運動は最高の健康法!〜免疫力を強くする運動と睡眠〜』にてお伝えしています。

まとめ

現在、日本でも外出自粛が続いている状態です。

知らず知らずに様々なストレスが蓄積され、

コルチゾールの泌量が大きく増減すると、

慢性的な疲労感につながり、

血糖コントロール不良に陥ります。

それにより、筋肉の再生、腸内環境が乱れ

により、カラダの倦怠感、疲労感に繋がります。

運動しないことで免疫力のバランスの乱れが出現します。

まずは自分が疲労、ストレスに気づくことが大切になります。

大変な時期ではありますが、乗り越えていきましょう!

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